弟の協力を得られることになったため、早速本人と事業所を選んだりプランを作成したり、ドタバタと行動を開始しました。本人は要支援2であり他のサービスを使っていなかったため、ショートステイを限度額いっぱいつかうことにしました(たしか16日くらいは使えたような)。事業所も無事に見つかり、弟・いとこと一緒にショートステイ先の施設で待ち合わせることにしました。
施設の職員2名・本人・弟・いとこ・私で面談
本人「あら久しぶり」
弟「やあ、元気?」
本人「あまり元気ではないわ。いろいろありがとうね」
弟・いとこ「・・・」
おそらく弟さんといとこさんは以前より弱っている本人を見て少し哀れだと思っていることと、今まで散々迷惑かけられてやっぱり許せない、という複雑な感情が入り乱れているような印象を受けました。
そんななか施設の利用や期間、料金の説明を一緒に聞き契約が終了しました。本人も「しばらくだったらここにいるわ」と言うため、これで体調を整えてそれから今後のことを考えようと企んでおりました。しかし次の日・・・
出勤してすぐに電話
施設職員「私さん?本人が家に帰る帰るって言って、昨日はなかなか寝てくれませんでした」
私「そうなんですか、対応は大変でしたね」
施設職員「あまり続くようだと他の利用者の方もいらっしゃるので・・・」
私「わかりました」
翌日、出勤してすぐに電話
施設職員「私さん、本人が家に帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰るって、昨日は全く寝ていません」
私「全くですか」
施設職員「はい、ずっと興奮しっぱなしで、職員も対応に疲れきっています」
私「本人に会って話してみますね」
施設職員「至急お願いします(キレ気味)」
到着(主任ケアマネジャーと訪問)
本人「ちょっと、ここにはいつまでいなきゃいけないのよ」
私「あと2週間くらいです。まだ顔の腫れも引いてないでしょ」
本人「もう痛くないし大丈夫よ。今までみたいに家のこともできるし」
私「(いや無理だろ、歩くとふらふらじゃん)さすがに何か手助けがないと無理ですよ」
本人「それなら近所の人に良くしていたから、そのお礼でいろいろ差し入れしてくれるでしょう」
私「(どこからそんな自信が)それも無理ですよ」
本人「でももう帰るわ。こんなところにはいたくないのよ」
主任「どうしよっか」
私「ヘルパーはもう入れられないだろうし、施設も病院も嫌だって言うし・・・」
主任「となると小規模多機能型居宅介護しかないか」
私「なるほど」
本人「なによ」
私「家での生活を支えるサービスを使いません?」
主任「事業所によってはご飯を配達してくれたりするし、困ったら介護も受けられるし」
本人「家に帰られるならなんでもいいわ」
ということで、ショートステイは2泊で終了し、今後は小規模多機能型居宅介護を利用することになりました。
小規模多機能型居宅介護の説明
しかしここでまた大きな課題が出てきまして、小規模多機能型居宅介護を利用する際も保証人が必要だということです。申し訳ないことに弟へ連絡すると
弟「姉はわがままですからね」
と、もしかすると予想していたのかというくらい冷静でした。そんなこんなで再度契約となるのでした。
つづく