Asia / Astra 感想 キャラメルコーン

1985年のアルバムなんですね。小さいころ両親とドライブへ行っていた時に、その車内で聴いていた記憶があります。音楽的にも結構好きだった印象があります。

1.Go

2.Voice of America

3.Hard on Me

4.Wishing

5.Countdown to Zero

6.Love Now Til Eternity

7.Too Late

8.Suspicion

9.Rock and Roll Dream

10.After the War

メロディが明るくて程よい力強さも感じられる、かなり聴きやすい部類のプログレッシブロックだと思います。

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1曲目の歌詞をみますと

Dig for victory, go for gold
I don't wanna die before I get old
And I wonder where I'm going to
There's some way out, there's some way through
But I'm lost, I'm lost, I'm down again
My direction is changing, which way
Which way can I go...
Get up and go
You start me up, you slow me down
No one can deny you get around
When you're hot, you're cold, you're in between
Asking myself what does it mean?
And I walk that tightrope, you should know
I'm losing my balance, maybe
Maybe I should go...
Get up and go
Face to face in sympathy
But now you turn your back on me
Turn a card and win, but you may lose
Fate only has that right to choose
If you're right, leave me here, I'll die alone
You've got the time, you've just got time
You got the time just go...

Get up and go
Go
Just go

日本語訳をみますと

勝利のために掘る、金のために行く
老いる前に死にたくない
どこへ行くのだろう
出口があるはずだ、通る道があるはずだ
でも、迷った、迷った、また落ち込んだ
私の方向性は変わりつつある
どっちに行けばいいんだろう

立ち上がって

あなたが私を立ち上げ、あなたが私を減速させる
誰も君を否定できない
熱いとき、冷たいとき、その間にいるとき
自分に問いかける
僕は綱渡りをしているんだ。
バランスを失っている
"もう行くよ

立ち上がって

同情のために顔を突き合わせて
でも今、あなたは私に背を向ける
カードを回して勝てば、負けるかもしれない
運命には選ぶ権利しかない
君が正しいのなら、僕をここに置いていってくれ。
あなたには時間がある、あなたには時間があるんだ。
君には時間がある...

立ち上がって
行け
行くんだ...

となります。

「不屈の精神で前へ進んでいく」ではなく、どちらかというと「迷っている・不安もあるけど進むしかない」という歌詞っぽいですね。個人的には人間らしくてとてもいいと思います。もしかすると、行こうとする自分とそれを引き留めようとする自分の葛藤を歌っているのかもしれません。歌詞もいいのですが、この曲のハイライトはサビの「Get up and go」でして、1:13あたりで言っているのですが、完全に「キャラメルコーン」と聴こえます。もしかするとこの歌は「キャラメルコーンを買いに行くぞ、立ち上がって行くんだ…」という強いメッセージが込められているのかもしれません。たしかにあの甘じょっぱさは、食べた者に精神的な安定をもたらしてくれる部分もあるので、歌にしたくなる気持ちもわかります。

この曲に関しては小さいころから「キャラメルコーンの歌だ」と思っていてそれから時が経って忘れていたのですが、大人になってプログレッシブロックを再度聴くようになり、そういえば・・・という流れで思い出したものです。