ギターを始めたきっかけ②

(前回同様、今回の登場人物もすべて仮名です)

楽器の練習はおのおの進めたりスタジオに入ったりして順調だったのですが、ある日ボーカルのゆうこりんから

ゆうこりん「ねえ、そういえばバンド名の由来って何?」

マスダくん・マサルさん・私「・・・」

ゆうこりん「なんなのよ」

マスダくん・マサルさん・私「実はかくかくしかじか・・・」

ゆうこりん「(泣きながら笑う)あんたたち何考えてんのよ。本番のときに司会の人とか他の職員に、バンド名の由来を聞かれたらどうするのよ」

マスダ・マサル「たしかに・・・」

私「意外と素直にアトベからとったって言」

マスダくん「あんたあほですか!?」

私「じゃあ適当にフィンランド語で、Ebotaが介護するって意味にしたらどうかな」

ゆうこりん「あーそれなら・・・バレにくいわね」

ということで、バンド名の由来まで決まってしまいました。さらに

マスダくん「せっかくだから、演奏中の飾りつけもしません?」

マサルさん「ステージだけだと寂しいし、なにかあったほうがいいね」

マスダくん「施設に捨てる直前の白いシーツ(縦200cm、横150cm)があるので、それに何か描きましょう」

マサルさん「夏だから、風鈴を書いてみたらどうだろう」

マスダくん「僕がスプレーで描きますよ」

無事に完成

マスダくん「これを演奏している後ろの壁に貼って、夏っぽさを演出しましょう」

私「これもしかすると・・・」

マサルさん「なんだい?」

私「せっかくだから風鈴を上下反対に飾って、風鈴が反対に飾ってある→ふうりんはんたい→不倫反対というメッセージを込めるのはどうだろう」

マサルさん「それはいいね」

マスダくん「(やばくなってきたな・・・)」

私「もはや我々のバンドの裏テーマを、不倫反対バンドにしようか」

マサルさん「それはとてもいいね」

マスダくん「(なんのアピールだよ・・・)」

ということで無事に裏テーマも決まり(?)、装飾も完成し、当日は100%の力で演奏をすることができました。

そんなこんなでバンド活動は幕を閉じたのですが、今でも私は気が向いたらギターを触っています(現在はほとんどオブジェになっておりますが)。

みなさんも夏の思い出等はありますでしょうか?