私は日本語を重ねている表現が好きです。以前の職場では朝礼をする際に、偉い人の「今から、朝の朝礼を始めます」という言葉で始まっていました。朝の朝礼って、昼の朝礼があるんかいとツッコミたくなりますが、よっぽど仲良くないとできないですね。このように意味を重ねて言うのを、重言(じゅうげん)というそうです。ほかにも
①頭痛が痛い
②新しい新車を買う
③新しい新刊を買う
④新しい新譜を買う
⑤新しい新商品を買う
⑥古い古文書
⑦右に右折する
⑧左に左折する
⑨後ろにバックする
⑩後ろの後部座席
⑪白い白衣
⑫高い高温
⑬高い高音
⑭危険が危ない
⑮朝のモーニングコール
⑯長い長髪
⑰短い短髪
⑱最初の初期費用
⑲最初の初期設定
⑳できることが可能です
㉑車に乗車する
㉒熱い熱湯
㉓冷たいお冷
㉔求人募集
㉕一緒に同行する
㉖後で後悔する
㉗私の私物
㉘危険が危ない
等があります。なんとなく強調したいとか、大人だから難しい単語も使わないといけない、という気持ちから私も言ってしまうことがあります。これらを発見したときは、なんとなくほんわかします。しかし文書で残すものや、会議に出す書類等で書いてしまうとちょっとだけ評価が下がりそうなので、日々気を付けながら言葉を選んだりタイピングしたりしております。そのなかで、渡り廊下を渡る(歩く)は問題ないような気がします。
みなさんは好きな日本語はありますでしょうか?