交友関係について

私には友達と呼べる人が2人(G氏とS氏)おります。どちらも友人歴20年以上の長い付き合いのある人で、離れて暮らしていますが年に数回は会ったり、電話やチャット・トークアプリでのやりとりをしています。他にも高校生のころや大学生時代に仲の良かった人はいましたが、一時的だったり結局付き合いがなくなったりする人もいました。職場でも仲の良い人はいましたが、プライベートでも会うという人はほとんどいません(年に1回くらい連絡をとる人は数名います)。私は会社の飲み会にも行かないような人間なので、そこまで交友関係を広げなくていいと思っているのか、誰とでも仲良しこよしが好みではないのか、そもそもコミュニケーション能力が低いのかよくわかりませんが、積極的に友人を増やそうとは考えておりません。しかし若いころはいろいろな人を知っている、電話帳に連絡先が入っているということがつながりの安心材料と感じる部分もありましたし、予定表に記載の多いことがかっこいいことだと考えておりました。具体的にいつごろからその気持ちが変わったのかというと残念ながら覚えておりませんが、だいたい25歳だったのではないかなーと思います。そうなると25歳くらいに何かあったのかと考えてみましたところ、特に何もなかった気もします。けれどもその何もなかったということが、人との関係は切れるもの、自分が連絡をとりたい(とりやすい)人は誰か、ということを考えるきっかけになったのではなかと予想します。

結局なにが書きたいのかというと明確ではないのですが、人間関係は自分の変化とともに影響を受けるし、関わっている他人もその人の変化や成長に合わせて影響を受けていくということかなと考えます。

私には配偶者がいますがよき理解者の1人ですし、友人2人もそこに入る(入ってくれる)という感覚があります。そう考えると、3人も私のことを理解してくれていて興味を持ってくれてい人がいることは、とてもありがたいことだと感じます。

印象に残っている人⑦

地域包括支援センターで勤務していたときに、民生委員の方から相談のあったケースです。夏のある日、電話が鳴り

民「日中ずっと外にいるおばあさん(80代)がいるんだけど、どうにかならないもんかね?」

私「外にいるって、どんな状況なんですか?」

民「本人とか近所の人に話を聞いたんだけど、家から閉め出されていて、お金がないみたいなのよ。最近は特に暑くなってきから、近くのコインランドリーで涼んでいるんだけど、のどが乾いたらそこのトイレの水を飲んでいるって言うのよ」

私「そうなんですか、心配な状況ですね」

民「そうなのよ。以前よりも痩せてきているから、コインランドリーを利用する人が見るに見かねておにぎりとかお菓子を渡したりしているわ」

私「急いだほうがよさそうなので、一緒に本人の話を聞きにいきません?」

民「今日は空いてるし、今からでもいいわよ」

ということでさっそく本人のところ(コインランドリー)へ行ってみました。

私「とつぜんこんにちは(肌が焼けているな)」

本人「こんにちは」

民「この人(私)に困っていること言ってごらんよ」

私「私は生活に困っている人を支援している者です。普段はよくここにいるんですか?」

本人「いつもは公園を散歩しているんだけど、最近は暑くなってきたからここで涼んでいます」

私「家には帰ってます?」

本人「お昼はカギがかかっていて、私はカギを持たされていないから、日中は外で過ごすしかないの。夜には家に入れるようになるのよ。もう5ヶ月くらいになるかしら」

私「今は家に帰れないんですね(虐待っぽいな)」

本人「今は孫夫婦と住んでいるんだけど、その子ども(ひ孫)がまだ小さいから、私は邪魔になるみたい」

私「そうなんですか、それは困りましたね。私がお孫さん夫婦と話すことはできそうですか?」

本人「私は子どもがいなくて、一緒にいるのは実の孫じゃないのよ。それに孫に迷惑をかけたら私が打たれるから、やめておいて。」

私「そうなんですね。最近も打たれたことあります?」

本人「打たれることもあるし、ダスキンのモップで叩かれたこともあるわ」

私「(ますます虐待っぽいな・・・)ご飯は食べています?」

本人「量は少ないけど、朝と夜は孫に準備してもらっています。昼はここ(コインランドリー)のトイレの手洗い場で水を飲んでいます」

私「なるほど、また明日来ていいですか?」

本人「明日もここにいると思うので、いいですよ」

民「また明日くるね」

いったん事務所に戻って検討・・・

①食事は一応とれている

認知症ではないかね?

③本当に家には入れないのかな?

④打たれてできた傷は確認できていない

⑤できれば家族に会ってみたいね

⑥身体の動きはしっかりしている(30分くらい散歩できるレベル)

といった話し合いの結果、まずは行政には虐待通報をしました。

次の日、センターの管理者と民生委員も同行し・・・

私「こんにちは」

本人「昨日の私さん、こんにちは」

私「今日も暑いですね(ちゃんと顔と名前を憶えている)」

本人「暑いし、だいたい外にいるからこんなに日焼けしちゃって」

私「たしかに。そういえば、年金はどうしているんですか?」

本人「孫に世話になっているから、全部とりあげられているの」

民生委員「おこづかいとかは?」

本人「ないのよ」

管理者「今後も孫と一緒に住みたいですか?」

本人「できれば別がいいけど、私も年金が少ないからねえ」

管理者「お金のことが解決できれば別に住みます?」

本人「うん、閉め出されるのはつらいし、お腹も減っているし・・・」

管理者「施設で暮らすのは抵抗ないです?」

本人「そんな贅沢はいいません」

管理者「わかりました。それを進めるにしても、孫との話し合いは必要になってくるので、一度話し合いをしたいと思っています」

本人「私から言ったとは言わないでほしいな」

民生委員「そういえば、親せきが近くに住んでいるわよね?」

本人「住んでいるけど、関わりはないのよ」

民生委員「私はその人と仲がいいから、間に入ってみようか?(民生委員→親せき→孫夫婦という流れ)」

管理者「そこから孫の生活が困っていないか相談にのるという体で、話に行ってみようか」

本人「それならいいかもしれません」

民生委員「ではやってみよう」

数日後、民生委員のおかげで孫との面談までこぎつけ

①実は孫たちもお金がなくて、本人のお世話に困っている

②3人目の子どもができたので、よければ本人には出て行ってもらいたい

といったことを聞けました。そこからはとんとん拍子で話が進み、本人は養護老人ホームという場所へ入ることができました。

www.wam.go.jp

入所後1ヶ月くらい経って、本人の状況を見に行ったところ

本人「あら私さん」

私「こんにちは(やっぱり覚えている。しっかりした人だなー)。ここの生活はどうですか?」

本人「ここはもう天国です。ご飯もでるしおいしいし、みんなで話せるし」

私「たしかに、前より顔がふっくらしましたね」

本人「どうもありがとうございました」

私「いえいえ、楽しそうで安心しました。民生委員の方にも楽しそうだったって伝えてもいいですか?」

本人「あの人にもお世話になったので、よろしくお伝えください」

私「わかりました」

ということで関係者に現状を報告し、無事に支援は終了しました。今回のケースは本人との意思疎通がスムーズにできたことと、民生委員の方のつながりでうまく介入することができました。専門職といっても結局地域のつながりに助けられることも多々ある(むしろそれがないと解決が難しい)ので、これからも地域とのつながりを大切にしていきたいと思います。

Pure Reason Revolution / Amor Vincit Omnia 感想 好きよ

2009年発売だそうです。たしか2010年ごろに購入したと思います。

1.Les Malheurs

2.Victorious Cupid

3.i) Keep Me Sane / Insane

4.ii) Apogee / iii) Requiem For The Lovers

5.Deus Ex Machina

6.Bloodless

7.Disconnect

8.Gloaming

9.AVO

このアルバムは全体的に好みです。フレーズや歌詞の繰り返しは多いのですが、少しずつ場面の変化やアルバム全体を通して伝えたいことがはっきりしているので、だらけずに聴くことができます。メロディの複雑さや壮大さは以前のアルバムより減りまして、聴きやすいプログレッシブロックになっていると思います。個人的に気だるい歌い方のボーカルが苦手なのですが、この方はそういう系統ではなく情熱とおしゃれ感がうまく調和しているように感じます(単に好みというだけか)。

www.youtube.com

5曲目をみますと

Her narcissism, his foul mind
Her promised love, deus ex machina
And mastic guns that skull-bind
A frail love, deus ex machina
She didn't wanna know, she fucking never know
She told him lies and raised the deus ex machina
She didn't wanna know, said she could never grow
She sold demise and raised the child a would believer

Her last incision, the last guise
Dementia? Love! Deus ex machina
Flip out the guns and skull fire
A frail love, deus ex machina
She didn't wanna know and loves a wicked soul!
Her cold disguise now raise a deus ex machina
She didn't wanna show, said she could never grow
She told him lies, depraved the child a would believer…

With salt to the sores we'll make lovers
Like salt to the sores, yeah great lovers

With salt to the sores we'll make lovers
Like salt to the sores, yeah great lovers

Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
A taste of real blood to numb the lovers…
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
A taste of real blood to numb the lovers…
Now take your woes to the alter and sing dead praise…

She grappled hate around my spleen, dissever lust, she numbed my dream, never leave, desire, fervour, ardour
And like a deus ex machina she ground mind, growing clearer… you'll always feel amor
Her narcissism her foul mind, her promised love…
Her narcissism her dead foul mind, her dead promised love…

With salt to the sores we'll make lovers
Like salt to the sores, yeah great lovers
(Like guests to the grave of the dead, the dead lovers)
With salt to the sores we'll make lovers
(Like guests to the grave of the dead, the dead lovers)
Like salt to the sores, yeah great lovers

Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
A taste of real blood to numb the lovers…
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
A taste of real blood to numb the lovers…
I'll cast an eye; she's so dirty, rescinded grace…

Ezekiel's vision from the cherubim and eyed wheel revolution, revelation apocalypse looms
Ezekiel's vision from the cherubim and eyed wheel revolution, revelation apocalypse looms
Ezekiel's vision from the cherubim and eyed wheel revolution, revelation apocalypse looms
Ezekiel's vision from the cherubim and eyed wheel revolution, revelation apocalypse looms

Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
A taste of real blood to numb the lovers…
Did you feel loved? Did you ever burn Avalon?
A taste of real blood to numb the lovers…
She'll take control, we've been altered, dead faces fade…

And like a deus ex machina she ground my mind, growing clearer, desire fervour ardour
And like a deus ex machina she ground my mind, growing clearer, you'll always feel amor
And like a deus ex machina she ground my mind, growing clearer, desire fervour ardour
And like a deus ex machina she ground my mind, growing clearer, you'll always be my love

日本語訳をみますと

彼女のナルシシズム、彼の汚い心
彼女の約束された愛、デウス・エクス・マキナ
そして頭蓋骨を縛るマスチック銃
か弱い愛、デウス・エクス・マキナ
彼女は知りたくなかった。
彼女は彼に嘘をつき、デウス・エクス・マキナを掲げた
彼女は知りたくなかった、決して成長できないと言った
彼女は終焉を売り、子どもを信者に育てた

最後の切開、最後の装い
認知症?愛だ デウス・エクス・マキナ
銃を飛び出させ、頭蓋骨を撃ち抜く
虚弱な愛、デウス・エクス・マキナ
彼女は知りたくもなく、邪悪な魂を愛している!
彼女の冷たい変装は今、デウス・エクス・マキナを育てる
彼女は見せたくなかった、成長できないと言った
彼女は彼に嘘をつき、子供を堕落させた......信者のように

痛みには塩を、恋人同士になろう
腫れ物に塩を塗るように、そう、偉大な恋人たちを

爛れた傷に塩を塗れば、私たちは恋人になれる
腫れ物に塩を塗るように、そう、素晴らしい恋人たちを

愛されていると感じた?アヴァロンを燃やしたことは?
恋人たちをしびれさせる本物の血の味...
愛されていると感じた?アヴァロンを燃やしたことは?
恋人たちを麻痺させるために 本物の血の味を...
さあ、あなたの苦悩を仏壇に捧げ、死者の賛美を歌いなさい...

彼女は私の脾臓に憎悪をまとい、欲望を消し去り、私の夢を麻痺させた。
そして、デウス・エクス・マキナのように、彼女は心を地につけ、より鮮明にした。
彼女のナルシシズム......汚れた心、約束された愛......。
彼女のナルシシズム......死んだ汚れた心......死んだ約束の愛......。

"傷に塩を塗れば 恋人になれる
瘡蓋に塩を塗るように、そう、偉大な恋人たちを
("死者の墓を訪れる客のように""死んだ恋人たち)
爛れた傷に塩を添えて...私たちは恋人たちを作ろう
(死者の墓を訪れる客のように、死んだ恋人たちのように)
瘡蓋に塩を塗るように、そう、素晴らしい恋人たちを

愛されていると感じたか?アヴァロンを燃やしたことは?
恋人たちをしびれさせる本物の血の味...。
愛されていると感じましたか?アヴァロンを燃やしたことは?
恋人たちを麻痺させるために本物の血の味を...
私は目を投げかける。彼女はとても汚れていて、恵みを取り消した...

エゼキエルの幻、ケルビムと目の車輪の回転から、啓示の黙示録が迫る
エゼキエルが見たケルビムと目玉の回転、黙示録が迫る
エゼキエルが見たケルビムと有眼車革命、黙示録が迫る
エゼキエルが見たケルビムと有眼車革命、黙示録が迫る

愛されていると感じたか?アヴァロンを燃やしたことは?
愛されていると感じましたか?アヴァロンを燃やしたことがありますか?
愛されていると感じましたか?アヴァロンを燃やしたことがありますか?
愛されていると感じましたか?アヴァロンを燃やしたことがありますか?
愛されていると感じましたか?アヴァロンを燃やしたことは?
恋人たちをしびれさせるために 本物の血の味を...
愛されていると感じたか?アヴァロンを燃やしたことは?
恋人たちを麻痺させるために 本物の血の味を...
彼女が支配する 私たちは改造され 死んだ顔が消えていく...

そして、まるでデウス・エクス・マキナのように、彼女は私の心を揺さぶり、より鮮明になっていく。
そして、まるでデウス・エクス・マキナのように、彼女は私の心を揺さぶり、より鮮明になっていく。
そして、デウス・エクス・マキナのように、彼女は私の心を揺さぶり、より鮮明になっていく。
そして、デウス・エクス・マキナのように、彼女は私の心を揺さぶり、より鮮明になっていく。

となります。

デウス・エクス・マキナ機械仕掛けの神という意味だそうです。歌詞の意味はなんとなく神秘的でよくわかりません。その中でこの歌のハイライトは4:04からの「Ezekiel's」の部分が 「好きよ」と聞こえるところです。その後も定期的に好きよと聞こえますが、妙な中毒性があるというか心地よい雰囲気をまとっている感じがして、好きの幻覚(?)をかけられているいるような気もします。また「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」で「エゼキエル」を調べたところ”ヘブライ語で「神が強める」の意。”とありました。このアルバムのタイトルは日本語訳だと「愛の勝利」というそうで、もしかするとこの歌は多様化・複雑化した社会に対して愛が失われてしまう、恋愛や結婚、家族という単位も機械的に決められてしまうといったことを危惧しているのかもしれません。いずれにせよ愛についての勉強が必要だということだと思いますが、書いていて何を言いたかったのか分からなくなるような内容になってしまいました。

みなさんは何かを愛していますでしょうか?

借金

ブログでは投資信託を購入しているとか、新NISAのために準備してきたとか、支出の最適化をしているとか、資産がまあまああるとか偉そう(?)に記事を書いておりますが、実は私は高校生のころ(20年くらい前になります)借金をしていました。内容としては、携帯電話の利用料金の支払いに関することです。当時私は携帯電話を持っていたのですが、自分のバイト代で購入した物で、月の支払いも自分でするということで使用していました。しかしインターネットの面白さから、当時定額制ではないにも関わらずネットサーフィンをこれでもかというくらいにしまくっており、月の利用料が7~8万円くらいになっておりました(いわゆるパケ死状態)。当時のバイト代が5~6万円だったので、収入より支出の多い状況がしばらく続いてしまいました。その間の不足分は両親に支払いを依頼し、バイトをしているからあとで返すという謎ルール(こじつけ)で肩代わりしてもらっていました。今考えると

①今後のために貯金しとけ

②携帯代(ネットサーフィン)以外に有意義な使い方しろ

③家族や友達のために使え

と、いろいろ他にためになる案がでてくると思いますが、当時の私はそれらを考える隙間がないくらいにはまっておりました。実際何をしていたかというと

掲示板や個人日記等のサイト巡り

②待ち受け画像や着メロ(死語か)を探す

③ファンサイトを見る

みたいなことをやっておりました。ちなみに携帯電話は

当時使っていた携帯電話

ケータイ Watchホームページより引用

N502を使用しておりました。

結局しばらくしてからパケットの定額制が導入されたので、それを機にプランを変更したためパケ死は解消されました。そのままの状態が続いていたら、もしかすると消費者金融に手を出したり、友達がいなくなったりしていたかもしれません。そのようなことをなんとなく考えたり、自分が体験したことを振り返ったりして、このままの金銭感覚ではヤバい(自分の人生を楽しめない)と気づき、大学生のころから節制生活に舵を切りました。人は何かしらの大きなきっかけがないと、自分で考えないものですね(私だけか)。それと今回のブログを書いていていろいろ調べながら知ったのですが、現代ではパケ死の定義が変わっているようで、通信量の上限を超えた状態を言うそうです。時代によって言葉の意味も変化していくので、自分自身も更新が必要だと感じました。

みなさんは借金の経験はありますでしょうか?

HLP48事件

地域包括支援センターで勤務していた時に関わったケースです。

www.city.tsuchiura.lg.jp

本人が要介護の認定から要支援の認定になったとのことで、居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャー(CM)から連絡がありました。

www.city.ibaraki-koga.lg.jp

www.pref.ibaraki.jp

引継ぎのために同行訪問を依頼しましたが、担当CMはなんとなく嫌そうな雰囲気をかもしだしています。プランを作成する担当は私になったのですが、ちょっとやばそうだったので同じ部署の主任CMへ一緒に行ってほしいとお願いしました。

www.pref.ibaraki.jp

本人(一人暮らし、認知症の診断なし)の自宅で本人、担当CM、我々2人で引継ぎの話し合いを行ったところ

①本人は要介護3の認定だったが、更新し要支援2となった

②要介護3の認定がでたのは入院中だった(転倒し骨折→手術→リハビリ(ここで介護保険申請)→自宅)

③要介護3の現在、ホームヘルパーを月に48回(全て生活援助)利用している

④本人・家族はホームヘルパーの利用回数が減ることに不満をもっている

⑤今回状態を確認したところ、要支援2の認定は妥当な判断

⑥担当CMは要介護3の認定の間、全くサービスの変更をしていなかった

という状況でした。つっこみどころ満載で私と主任CMはあきれておりましたが、とりあえずは生活の全体を考える必要がありますので、担当CMへの指導はあとまわしにしました。本人からの情報収集を終え、次回の訪問では家族も呼んで今後の生活を話し合おうということにしました。

事務所に戻りみんなで話し合ったのですが

①要介護3から要支援2になっているので、介護保険の申請はよっぽど本人の状態が悪い時に行った可能性が高い

②要介護3から要支援2になっているにもかかわらずサービスの変更をしていないので、担当だったCMはモニタリングを行っていなかったか、状況の把握が不適切だった可能性が高い

www.wam.go.jp

③ヘルパーを月に48回は利用しすぎであり、減ることに対して不満がでるのは当然(要支援2だと利用できても月8回になるね)。他のサービスの提案をしていたのかな?

といった意見がでました。そんななか本人と家族にどう説明しようかなーと考えていたところ、とある案がうかびましたので実行してみました。

当日・・・

本人宅にて、本人・息子(学校の教員、車で1時間かけてきた)・私で面談

本人・息子「要支援になったから、ヘルパーの回数減るんですよね?困るんですけど!」

私「そうですよね、急に変わると生活に支障がでますよね」

本人「けれども、制度上しかたないんでしょう!?」

私「そうなんですよ」

息子「どうにかならんのですか!」

私「本人の状態をみても要支援2は違和感を覚えるような認定ではないので、もう一度認定を取り直しても結果はかわらないと思います。ですのでこの状態で生活のことを考えた方がよさそうです。それに、介護をうけていた時にくらべると、今は身体の状態が良くなっている、ということですよ。本人も生活を通してリハビリをがんばられたということですね」

本人「たしかに、入院していたときは何もできなかったけれど、家のことも前みたいにできるようにはなってきたわ」

息子「でもヘルパーの回数が減るし、要支援2だと月に8回になると聞きましたが」

私「それが、現状ですと月4回になりそうなんですよ・・・」

本人・息子「月4回ですか!?!?」

私「そうなんです。理由としては、この地域では高齢者は増えるけれども働き手が少なくなっているという状況が深刻なんです。実際に事業所も人手不足で訪問介護をつづけられなくなったり、要介護の認定で身体の介護が必要な方だけに利用を制限していたりという事業所もあるんです」

息子「そうなんですか!?」

私「はい、そもそも支える人が足りないんです。ですので、利用できたとしても月に4回、週に1回ですね・・・」

本人・息子「それは困ります。なんとかなりませんか!?」

私「そうですね・・・息子さんからの情報も含めて、もう少し本人の生活状況を教えてもらえませんか?」

本人・息子「はい聞いてください、家での状況は・・・・・」

いろいろ聞き取る

私「わかりました、そうですね・・・。この状況だと、月8回で利用を検討してみましょう(もともと月8回のつもり)」

本人・息子「本当ですか、ありがとうございます!!!」

という流れで、逆に感謝されるような雰囲気にもっていくことができました(サービスが利用できなくなると本人や家族から嫌味を言われたり、今回のように前任の尻ぬぐいをするようなケースも多々あります)。実際ホームヘルパーの事業所は場所によっては減っており、この方も数か月後には月4回の利用になりました(なので、私も本質的には嘘はついていない)。

その後、以前の担当CMの悪行(怠慢)を市に報告して、しかってもらうわ My Darling!状態を考えていたのですが、なんとタイミング良く(悪く?)そのCMが別の土地へ転職するそうで、うまいこと逃げられてしまいました。なんとも後味の悪い結末ですが、専門職の中にも一部には「????」な人はいますので、みなさんもいろいろな角度から判断できるような状況を作られてください。そういう私もミスをすることがしょっちゅうありますので、常に話し合いながら迷子にならないように気を付けます。

ちなみにこのケースは、勤務先で「HLP48(ヘルパーフォーティーエイト)事件」として、みんなの頭に記録されています。